株式会社エイペックス
江戸時代、ろくに働きもしないでぶらぶらしている男がいました。
男は「お金さえあれば、屋台のソバ屋でも始めるのに…」
と、いつも言っていたので、ある商人がお金の提供を申し出たところ、
男は「ソバの打ち方が分からない」と言ってきました。
そこで商人が「それならソバ打ちの達人を紹介してあげるから、修業しなさい」
と言うと、今度は「自分は不器用だから…」と返事してきました。
商人は懲りずに「不器用でも修業を続ければ、立派なソバ打ち職人になれる」
と、激励したところ、男は「自分は体が弱いから…」と言うだけなのです。
このやりとりの一部始終を目撃した、江戸時代の俳人小林一茶は
「金がないから何もできないという人間は、金があっても何もできない人間である」
という名言を残しています。
できない理由を探してばかりでは、いつまでたっても前進することはできない、
ということでしょう。
「忙しくて本が読めない…」こういう人は、たとえ時間があっても本を読むことはありません。
できない…、難しい…、こんなこと(言い訳)を言ってるのではなく、
できる理由、できる可能性を見つけ出しましょう。